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2019.03.19

ミャンマー国ティラワ港穀物ターミナル事業への支援を決定

株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(東京都千代田区、代表取締役社長:波多野琢磨、以下「JOIN」)は、ミャンマー国ティラワ港における穀物ターミナル事業へ参画するため、港湾物流大手の株式会社上組(神戸市中央区、代表取締役社長:深井義博、以下「上組」)及び現地企業Lluvia Limited(※)が設立したInternational Bulk Terminal (Thilawa) Company Limited(以下「IBTT」)へ約17億円を出資することを決定し、2019年1月29日に国土交通大臣の認可を得、本日上組とLluvia及びJOINの間で株主間契約を締結致しました。

IBTTはティラワ港Plot30・31の一部において、穀物用サイロと倉庫を備えた、穀物・飼料等のバルク貨物専用のターミナルです。本ターミナルはミャンマー港湾公社とのBOT契約を基に開発され、2019年4月完工、2019年5月の営業開始を予定しています。

ミャンマー国は民政移管後の経済成長に伴った食の多様化が進んでおり、小麦等の穀物の輸入量が増加しています。また主要生産物であるコメは広く世界に輸出されています。これまでミャンマー国ではこれら輸出入の殆どはコンテナにて行われておりましたが、今後更なる貨物量増加に伴い、大量輸送により物流コストを削減できるバルク船及び穀物サイロによる食料輸出入へのシフトが見込まれます。

上組が日本国内で培った食品安全管理や効率運営などのターミナル運営ノウハウの海外展開を支援し、ミャンマー国の食料事情改善に資する貿易量拡大と経済発展に貢献して参ります。

※Lluvia Limited… 本邦大手総合商社である三菱商事株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:垣内威彦、以下「三菱商事」)と、現地コングロマリットであるCapital Diamond Star Group(ヤンゴン市、Managing Director:U Ko Ko Gyi、以下「CDSG」)が出資・運営する食品関連会社。

ミャンマー国 ティラワ港穀物ターミナル事業への支援を決定