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お知らせ

2019.10.21

設立5周年の挨拶

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

JOINは、本年10月20日に設立5周年を迎えました。早いもので5年前に太田昭宏元国交大臣とご一緒にJOINのオフィス開きのテープカットをしたのが昨日の様な気が致します。

この5年という節目の年を迎えることができましたのも、設立以来組織を挙げてJOINのご指導・ご支援下さいました政府及び国土交通省その他関係省庁の皆様、そして海外インフラ事業におけるパートナーをはじめとする企業関係者の皆様のおかげであり、厚く御礼申し上げます。

JOINは2014年10月の設立以降、今日まで21事業952億円の投融資の大臣認可を取得し、このうち771億円を拠出致しました。これまでの認可事業は物流や都市開発、鉄道等JOINの対象事業分野である各交通事業及び都市開発事業をほぼ全て網羅しており、特にアメリカの高速鉄道事業は、鉄道事業分野を代表する一つでございます。また、投資パートナーである日本企業は29社と着実に増加し、シンガポールをはじめ8つの海外developerや政府とMOUを締結し国際ネットワークも広げています。現行3ヶ年の中期経営計画では19年度末に支援決定累計額1,000億円及び投資事業からの配当収入の実現を目標としており、ほぼ達成しうる見通しです。JOINが一定の成果を上げることができたのは、皆様方の御指導・御支援の賜物である事を役職員一同心から感謝申し上げます。

過日、現在開催中のラグビーワールドカップにおいて、日本代表がスコットランド代表チームに堂々と勝利し感動しました。限界を超えた鍛錬と"All for One"の団結力が日本チームを世界一流レベルに変革したのでしょう。一つ気がついたのは、多様なバックグラウンドの選手達が一つの目標に向かうと周りが予想もしないような成果を成し遂げることでした。

JOINの現在の職員は60余名です。様々な経験やバックグラウンドを持つバラエティーに富んだ人材で構成されたチームです。それぞれが海外インフラ投資の先導者となるべく研鑽を積み、日本の安全で経済効率の高い"good quality and sustainable investments"を海外で展開する事に力を合わせチャレンジし続ければ、必ずJOINは世界第一級のハンズオンのインフラファンドになると確信致します。

JOINは、引き続き、我が国企業が安心して海外市場に進出できるよう、政府及び国土交通省その他関係省庁と協調し、我が国のノウハウ・技術の活用を積極的に展開できるよう取り組んでまいる所存です。

今後共、なお一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


株式会社海外交通・都市開発事業支援機構
代表取締役社長
波多野 琢磨