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ベトナム社会主義共和国におけるコールドチェーン支援事業への支援を決定

株式会社海外交通・都市開発事業支援機構（東京都千代田区、代表取締役社長：波多野琢磨、以下「JOIN」）は、SGホールディングス（以下「SGH」）グループ傘下のSGモータース株式会社（東京都江東区、代表取締役社長：石部久康、以下「SGM」）とともに、ベトナム社会主義共和国(以下「ベトナム」)におけるコールドチェーン物流に対応する車載設備の供給事業へ参画するため、同事業に出資（最大約2.2億円）を行うことを決定し、国土交通大臣の認可を得ました。
 
本事業は、ベトナムのハノイ近郊にあるVSIPバクニン工業団地内に設立する運営会社（SG Motors Vietnam Co.,Ltd、以下「SMVC」）にて、車載冷凍冷蔵設備^*ならびに同架装車両の開発・製造・メンテナンスを行うものです。
 
ベトナムでは、急速な物流需要の拡大が見込まれる中、現地日系企業等のコールドチェーンへのニーズが高まっているため、SGHグループが日本国内の物流事業で培った技術・ノウハウをベトナムに導入し、同国初となる3温度帯（常温・冷蔵・冷凍）での小口混載配送輸送が可能な車載設備を供給致します。JOINは本件出資を通じて、同国のコールドチェーン機能の拡充に貢献し、日系企業等が現地で展開する物流事業や小売流通事業の多角化・高度化を支援します。
 
JOINは、本事業に不可欠な車両型式の認証取得や、現地行政府との手続等を円滑に進めるための支援を行い、車載冷凍冷蔵設備の着実な普及促進を図ります。なお、本事業は国土交通省が推進する「日ASEANコールドチェーン構想におけるビジョン及び戦略」^**にも即しており、JOINは本事業を足がかりとして将来のASEAN全域におけるコールドチェーン整備を支援して参ります。

 * 車両への架装を前提とした大型冷凍冷蔵庫。車両エンジンを動力として冷凍庫内温度を－18℃以下に保ち、そ の冷気を循環させ冷蔵庫内温度を＋5℃に保つ設備
 ** 日本の高品質なコールドチェーン物流を ASEAN 地域へ展開するために、国土交通省をはじめ官民が一体とな ってガイドラインの整備、国際標準化、物流機器の利用促進等を推進する取り組み（2019 年 2 月）
 
（事業概要）
・事業内容：コールドチェーン対応の車載設備と同架装車両の開発・製造・保守管理
・所在地：ベトナム　バクニン省（VSIPバクニン工業団地内）
・工場面積：2,090㎡
 

ベトナム社会主義共和国におけるコールドチェーン支援事業への支援を決定