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カナダ鉄道車両MRO運営事業への支援を決定

株式会社海外交通・都市開発事業支援機構（東京都千代田区、代表取締役社長：波多野琢磨、以下「JOIN」）は、鉄道車両MRO（総合メンテナンス、Maintenance, Repair & Overhaulの略）事業会社であるCad Railway Industries, Ltd（ケベック州モントリオール、以下「CADRI」）を通じ、カナダにおける鉄道車両MRO運営事業に参画するため、双日株式会社（東京都千代田区、代表取締役社長：藤本昌義、以下「双日」）が設立した現地法人への最大23億円の出資について、2020年3月13日に国土交通大臣の認可を取得し、3月31日に現地法人によるCADRI株式取得が完了致しました。
 
CADRIは北米大手貨物鉄道事業者、カナダ政府・州政府の都市交通当局などを顧客として、鉄道車両および部品の保守から修理、改造、改装まで様々な技術サービスを提供するカナダ最大手の鉄道車両MRO事業者です。客車、貨車、機関車などを対象とし、用途、技術仕様などが異なる車両に幅広く対応できることが特徴です。
 
鉄道は、他の陸上輸送機関と比較して、単位輸送あたりのCO2排出量が少ない上に、エネルギー消費効率性が高く、環境に優しい輸送機関であるため、今後も利用機会の増加が見込まれています。更に、北米においては、持続的な経済成長と人口増加等を背景とした鉄道輸送市場の拡大により、鉄道車両MRO需要の増大が見込まれています。
 
JOINは、鉄道車両分野における知見やネットワークを有する本邦企業の北米地域における鉄道車両MRO事業展開を後押しするとともに、本事業を通じ、我が国事業者の北米鉄道車両事業への参入機会の創出に貢献致します。
 
（CADRIの概要）　　
・会社名　 ：　Cad Railway Industries, Limited.
・所在地　 ：　カナダ ケベック州　モントリオール市
・代表者　 ：　Fausto C. Levy
・設立年　 ：　1968年
・事業概要：　鉄道車両（貨車・客車・機関車）のMRO事業
 

カナダ鉄道車両MRO運営事業への支援を決定