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2022.04.01

米国 環境配慮型都市開発事業への支援を決定

 株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(東京都千代田区、代表取締役社長:武貞達彦、以下「JOIN」)は、住友林業株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:光吉敏郎、以下「住友林業」)、住友林業の100%子会社であるCrescent Communities, LLC(米国、CEO:Brian Natwick、以下「Crescent社」)、株式会社熊谷組(東京都新宿区、代表取締役社長:櫻野泰則、以下「熊谷組)、株式会社長谷工コーポレーション(東京都港区、代表取締役社長:池上一夫、以下「長谷工」)及び芙蓉総合リース株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:織田寛明、以下「芙蓉リース」)等とともに、米国における環境配慮型都市開発事業(以下「本事業」) へ最大約31億円の出資を行うことを決定し、国土交通大臣の認可を取得しました。

 本事業は、米国のフロリダ州タンパ、ワシントンDC、ノースカロライナ州シャーロット及びジョージア州アトランタの4都市において環境配慮型の賃貸集合住宅を開発・保有・運営する都市開発事業であり、JOINの参画により本邦企業の米国都市開発事業への本格参入を後押しするものです。

 本事業では、本邦企業が我が国で培った環境負荷低減に資する設計・施工手法や省エネ建材の活用によりLEED※1、NGBS※2、Fitwel※3などの環境認証を取得することや、地域社会との対話を行って地域に必要とされる施設を提供することによる地域の成長への貢献を通じて、環境配慮型の賃貸集合住宅を供給することを計画しております。
これらは、我が国の「インフラシステム海外展開戦略2025」(令和2年12月10日経協インフラ戦略会議決定)において目的として掲げられた、展開国の社会課題解決・SDGs達成への貢献にも資するものです。

※1 LEED認証:USGBC(US Green Building Council)が開発及び運用を行っている、建物と敷地利用についての環境性能評価システム。
※2 NGBS(The National Green Building Standard) 認証:米国国家規格協会が唯一、環境配慮型の戸建住宅や集合住宅の評価制度として認めて
     いる認証。
※3 Fitwel認証:米国連邦政府調達局(GSA)と疾病管理予防センター(CDC)が主導で開発された建物利用者の健康や労働環境に配慮したデザイン
     や管理運用を認証する仕組み。

(事業概要)
・用 途:集合住宅
・事業面積(合計):約5.6ha
・延床面積(合計):約9万㎡
・総戸数(合計):約1,000戸
・スケジュール:2022年以降順次着工、2024年以降順次賃貸開始(予定)

米国 環境配慮型都市開発事業への支援を決定