ニュース

お知らせ

2023.12.28

米国テキサス高速鉄道事業について

2023年12月28日
株式会社海外交通・都市開発事業支援機構


米国テキサス高速鉄道事業について


株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(東京都千代田区、代表取締役社長:武貞達彦、以下「JOIN」)は、JR東海が保有・運営する東海道新幹線システムをベースとした技術の採用を前提に米国テキサス州のダラス・ヒューストン間を結ぶ高速鉄道事業(以下「本事業」)に関し、国土交通大臣の認可を得て、事業主体であるテキサス・セントラル社に対して出融資を行っています(支援決定額3億6750万ドル)。

本事業については、本年8月にアムトラック(米国鉄道旅客公社)が、テキサス・セントラル社との提携の可能性について検討を行っている旨の公表を行ったところですが、去る12月8日、米国運輸省は、アムトラックが本事業の実現に向けた更なる検討のために申請していた「回廊選定開発補助金」の交付を決定いたしました。
※ 回廊選定開発補助金(Corridor Identification and Development Program):
    今後優先的に開発すべき鉄道路線を選定し、事業計画策定に係る経費を補助するもの。
当初交付額50万ドル。米国運輸省との協定を締結の上で進捗に応じて追加交付。

 アムトラックは、今般の補助金交付決定を受け、テキサス・セントラル社とともに本事業の実現に向けた検討を本格化することとしております。今後、テキサス・セントラル社の事業体制及び既存債務の取扱いについても、JOINを含む関係者間で協議が行われる見込みであり、JOINとしては適切に対応してまいります。

(参考)
・2020年11月3日、米国運輸省が新幹線技術の安全性基準に関する規則(RPA)及び本事業の環境影響評価(EIS)を公布。米国において初めて日本の新幹線技術の安全性が正式に承認。
・2023年8月9日、アムトラックが本事業への参画を検討している旨を公表。
・2023年12月8日、米国運輸省が本事業に対する回廊選定開発補助金の交付を決定・公表。
 

米国テキサス高速鉄道事業について