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2022.02.18

タイにおけるバンコクサトーン地区都市開発事業への支援を決定

 株式会社海外交通・都市開発事業支援機構(東京都千代田区、代表取締役社長:武貞達彦、以下「JOIN」)は、西松建設株式会社(東京都港区、代表取締役社長:髙瀨伸利、以下「西松建設」)及び芙蓉総合リース株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:辻田泰徳、以下「芙蓉リース」)とともに、タイにおけるバンコクサトーン地区都市開発事業(以下「本事業」) に参画するため、最大約44 億円の出資を行うことを決定し、国土交通大臣の認可を取得しました。

 本事業は、日系企業を含む多くの企業や各国の大使館が拠点を構えるタイ首都バンコク中心部の主要なオフィスエリアであるサトーン地区においてホテルを整備・運営する都市開発事業であり、西松建設にとって海外において主導的な立場で実施する初めての本格的な都市開発事業を後押しするものとなります。

 本事業では、株式会社ホテルオークラ(東京都港区、代表取締役社長:荻田敏宏)のホテル運営子会社である株式会社オークラ ニッコー ホテルマネジメント(東京都港区、代表取締役社長:荻田敏宏、以下「ONHM」)がホテルの運営を行います。本事業では雨水貯留施設を地下に整備し、集中豪雨時の洪水による被害を軽減するほか、サトーン区と連携し、ホテルにおいて避難訓練の実施、備蓄品倉庫の設置及び災害時にホテルを避難所として提供します。水害に対して脆弱なバンコクにおいて、我が国のハード・ソフトの災害対策を取り入れ、ホテル利用者の安全確保とともに、地域の防災力向上を図るこの取り組みは、サトーン区からも歓迎されております。また、建物は外構と屋上部分を緑化し、景観の向上や気候変動対策などの環境に貢献する建築物を計画しております。

 これらは、我が国の「インフラシステム海外展開戦略2025」(令和2 年12 月10 日経協インフラ戦略会議決定)において目的として掲げられた、展開国の社会課題解決・SDGs 達成への貢献にも資するものです。

(事業概要)
・用 途:ホテル
・敷地面積:約4,300 ㎡
・スケジュール:2022 年着工、2025 年開業(予定)

タイにおけるバンコクサトーン地区都市開発事業への支援を決定